2012キリスト教セミナー (後期) 報告


 神戸女学院チャプレン・大学学長の飯 謙先生をお招きし、3回に渡りご講義をいただきました。昨年度に引き続き、預言者シリーズ。3人の預言者それぞれの思想を比較しながら、時代史と共に解説いただきました。人間は、神の歴史から見たら中間を生きるもので、できることには限界があるけれども、「神様用いてください」という祈りの中で神がなんとかしてくださるというのではなく、自分自身が神の業に参与していき、行動を起こしていく担い手となる生き方などについても教えられました。
 3回ともに、めぐみ会員だけでなく一般の方にも聴講していただき、共に学び、生き方について深く考えるときを持てましたことに感謝いたします。
   

◆ 第1回 2013年2月5日(火) 11:00〜12:30
 讃美歌21 403番 「聞けよ、愛と真理の」
 聖書 アモス書 5章21−24節
 祈祷 主の祈り

アモス―最初の記述預言者
   0.はじめに 1.時代史 2.人物像 3.アモス書の構成 4.召命記事? 5.アモスの発言 6.アモスの思想―まとめに代えて 
◆第2回 2013年2月19日(火)11:00〜12:30
 讃美歌21 304番 「茨の冠を主にかぶせて」
 聖書 ホセア書 6章1−6節
 祈祷 主の祈り

ホセア―母なる神
   0.時代史―分裂王国の時代(前10〜8世紀) 1.序文の検討―ホセアの活動年代と言葉の編纂 2.ホセアの人物像とホセア書の構成 3.ホセアの思想 4.まとめに代えて
◆第3回 2013年3月5日(火)11:00〜12:30
 讃美歌21 519番 「イザヤを招く神の声は」
 聖書 イザヤ書 2章1−5節
 祈祷 主の祈り

イザヤ―派遣された者
   1.イザヤ書(p.1061)の研究史と時代史 2.イザヤ―思想の鍵語(キーワード)
   3.「残りの者」の継承―ミカ(p.1449)