2015アートセミナー報告
  

 
 大阪新美術館建設準備室主任学芸員の植木啓子氏をお迎えし、ベルギーの奥深く魅力溢れる美術についてご講演をいただきました。。


「「ヨーロッパの小さな国ベルギーは、中世より周りの大国に翻弄され、その複雑で悲惨ともいえる歴史とそれに伴う経済の盛衰はベルギーの美術に多大な影響を与え、16世紀に近代画家の原点を作ったピーテル・ブリューゲルを始め、多くの画家を輩出してきました。
20世紀の文化に大きな影響を与えたルネ・マグリッドは、ベルギー気質である少し皮肉なユーモアで現状をとらえ、絵画とは自分自身の目に見える思考であり、絵画を見ることは自分を見ることであると興味深い表現をしています。」
ここでは紹介しきれないほど多くのベルギー美術と文化の魅力を語っていただき、この秋、早速美術館にでかけたくなりました。