2013キリスト教セミナー (後期) 報告
神戸女学院チャプレン・大学学長の飯 謙先生をお招きし、3回にわたり、ご講義をいただきました。古代イスラエル人の生活様式や気候、民間信仰や歴史など、詳しく教えて下さったので、旧約聖書を身近に、そして興味深く感じられるようになりました。羊飼いが羊を守るように、神様は私たちを無条件で愛し、共にいて下さいます。また、あえて弱く小さい者を選び、互いに支え合い、隣人愛に生きるよう期待されていることを学びました。
なお、3回目は、東日本大震災からちょうど3年に当たる3月11日でしたので、そのことも覚え、飯先生による祈祷で終わりました。
めぐみ会員だけでなく、一般の方も、熱心に聴講され、共に学ぶときを持てましたことに、感謝いたします。
◆第1回 2014年2月4日(火)10:30〜12:00
讃美歌21 459番「飼い主わが主よ」
聖書 創世記4章1―8節
祈祷 主の祈り
羊飼いの神観―共にいる神
0.古代ユダヤ人の父祖 1.半遊牧民 2.季節移動 3.旅人(まれびと)信仰
4..結語
◆第2回 2014年2月18日(火)10:30〜12:00
讃美歌21 358番「小羊をばほめたたえよ」
聖書 コリントの信徒への手紙(一)1章26―31節
祈祷 主の祈り
権力への感情―反王制思想
0.父祖に関する記憶 1.定住の過程の問題 2.アンフィクツィオニー仮説
3.伝承史的分析 4.カナンの宗教的土壌と主なる神 5.反王制思想
6.思想の展開
◆第3回 2014年3月11日(火)10:30〜12:00
讃美歌21 120番「主はわがかいぬし」
聖書 詩編 23編
祈祷 主の祈り
精神の継承―さまざまな法
0.はじめに 1.遊牧民理想へのこだわり 2.関係回復の法=7年目のゆるし
3.「逃れの町」の規定 4.まとめ