学院の永久標語「愛神愛隣」の思想の起源や変遷について、学びました。 「愛神」(申命記6章)と「愛隣」(レビ記19章)は、同じ旧約聖書の中でも、 それぞれ異なる時代に、個別の目的をもつ集団によって編まれた文書に見られます。 講演では、詩編120-134編の「都に上る歌」に注目し、エルサレム神殿へと歩む中で、 来られなかった人のために祈った巡礼者の素朴な言葉が、「愛神」と「愛隣」が 合流するきっかけとなった可能性に言及されました。