チラシを録画配信の新しいものに変更
2022年度 第1回キリスト教セミナーにお申し込みの皆様
この度は、2022年度キリスト教セミナーにお申込みいただき、ありがとうございます。
来館での開催を予定しておりましたが、昨今の状況を鑑み、急遽、録画(ZOOM)配信に変更となりました。
・第一回録画配信: 2023年2月 7 日(火) 20時より2月20日(月)まで
・第二回録画配信: 2023年2月21日(火) 20時より3月 6日(月)まで
期間中お好きな時間にご自宅でご視聴いただけます。
事前に、下記口座に受講料各回1000円をお振込みください。(恐れ入りますが振込手数料は ご負担ください)。
郵便振替口座 00950-8-9340
口座名義 公益社団法人神戸女学院めぐみ会
※通信欄に必ず「キリスト教セミナー録画配信第○回申し込み」とお書き添えください。
録画配信のログインパスワードにつきましては、ご入金を確認後
録画配信開始日夕方に、こちらからメールで送信いたします。
ご自宅で録画配信がご視聴できない方は必ずめぐみ会事務局までご連絡ください。
第1回 2月 7日(火)13:30~15:00
第2回 2月21日(火)13:30~15:00
神戸女学院めぐみ会館で受講できます。当日受講料各回1000円をお支払いください。
*****************************************************
お問合せはめぐみ会事務局まで。
公益社団法人 神戸女学院めぐみ会(担当中沢)
Tel: (0798)51-3545 Fax: (0798)51-3602
Email: koza@megumikai.or.jp HP: https://megumikai.or.jp/
*****************************************************
2022 キリスト教セミナー
テーマ: 「パウロを考える」 全2回
第1回 パウロはどんな人だったのか?
講師:神戸女学院 院長 飯 謙 氏
2023年2月7日(火)13:30~15:00
第2回 パウロから見る原始キリスト教
講師:神戸女学院大学准教授 大学チャプレン 大澤 香 氏
2023年2月21日(火)13:30~15:00
受講料: 各回 1000円
お申込み: koza@megumikai.or.jp (〒,住所,氏名,電話,受講人数、第〇回を記入)
もしくは、電話0798-51-3545
パウロを考える
(全2回)
第1回
学校法人神戸女学院 院長
飯 謙氏
第2回
神戸女学院大学准教授
大学チャプレン
大澤 香氏
|
|
第1回
2023年2月7日(火)
|
パウロはどんな人だったのか?
|
受講料
各回 1,000円
学生無料
|
第2回
2023年2月21日(火)
|
パウロから見る原始キリスト教
|
2021キリスト教セミナー報告
死を考える、いのちを考える
2021年度のキリスト教セミナーは感染症対策として、録画配信のみでの開催となりました。
海外や東京など遠方からも受講していただき、皆さまからご好評いただきました。
第1回 聖書の民の捉えた死とその彼方
講師:神戸女学院 院長 飯 謙氏
録画配信:2022年2月1日~2月14日
旧約聖書のテクストをたどりながら、人々が死とその彼方についてどのように捉えていたか、神様から何を示され、どのように信仰 を深められたかをご講義くださいました。
創世記の天地創造の場面の「あなたは塵だから、塵に帰る」という一節は霊肉一元論、死んだら肉体も魂も消滅するという思想を表しているとのことです。古代の人々の死に対する考え方の一例として、遊牧民であるアブラハムの妻サラの葬り方もそっけないものだったというエピソードをお話くださいました。
また、隣接する文化圏からの影響を受け、レファーム(死者の霊)、レファイーム(冥界、陰府と呼ばれる死者の場所)という新たな認識が生まれたこと、神観が変化し、復活の思想や永遠の命といった観念が生まれたことについてもご解説くださいました。
現代に生きる私たちが死を思うとき、隣人愛をもって生きることがいかに大切であるかということ、そして、キリスト教のもつ死のイメージについて「千の風になって」の背景にある死生観を例に挙げて、語ってくださいました。
第2回 現代人の死生観と儀礼
講師:神戸女学院大学 学長・学院チャプレン 中野 敬一氏
録画配信:2022年2月22日~3月7日
超高齢化社会による弔うことの簡素化という現代日本の身近な問題にはじまり、日本人の死生観と儀礼の変遷について、詳しくご講義くださいました。
『古事記』のイサナギ、イザナミの神話や民間信仰の山中他界、常世の国など、死者の国はそんなに遠くなく現世と行き来できる距離だという「お盆」にも通じる考え方が古代日本には、もともとあったとご解説くださいました。また、仏教の葬送儀礼も交え、キリスト教の死生観についてお話くださいました。プロテスタントでは、「死をみて怖がるよりも復活したキリストに目を向け、神の救いと恵みを見なさい。」という考え方であるとのことです。また、仏教もキリスト教もお葬式や法事には、残された者がゆっくりと時間をかけて死を受け入れるという意味もあるとご教示くださいました。
終わりから今を見る「メメント・モリ」の思想や、悲しみの表出、共同体による慰めの大切さといったグリーフケアについてもふれてくださいました。
撮影風景