キリスト教セミナー
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2025 キリスト教セミナーご案内
2024 キリスト教セミナー報告
「愛神愛隣」の淵源 ― 創立150周年を覚えて(全2回)
第2回 イエスとそれ以降の時代における「愛神愛隣」 2025年2月25日(火)
講師 神戸女学院 大学チャプレン 文学部総合文化学科准教授 大澤 香 氏
「神を愛する(恐れる)」ことと「隣人を愛する」こと。
旧約時代から続くこれらの思想は、イエスが生きた第二神殿時代でも重要な思想でした。
時代による意味や位置づけの変遷を見ると、古代イスラエル人の主であった神が、
民族性を乗り越え普遍的な存在へと変化したことがうかがえる、とのお話でした。
今日の神戸女学院では「愛神愛隣」の精神に基づき、一人ひとりが他者のために
自分が何をなすべきかを考える自主性を養う教育を行っている、と教えていただきました。

2024 キリスト教セミナー報告
「愛神愛隣」の淵源 ― 創立150周年を覚えて(全2回)
第1回 旧約時代に見る「愛神」と「愛隣」の思想 2025年2月4日(火)
講師 神戸女学院 院長 飯 謙 氏
学院の永久標語「愛神愛隣」の思想の起源や変遷について、学びました。
「愛神」(申命記6章)と「愛隣」(レビ記19章)は、同じ旧約聖書の中でも、
それぞれ異なる時代に、個別の目的をもつ集団によって編まれた文書に見られます。
講演では、詩編120-134編の「都に上る歌」に注目し、エルサレム神殿へと歩む中で、
来られなかった人のために祈った巡礼者の素朴な言葉が、「愛神」と「愛隣」が
合流するきっかけとなった可能性に言及されました。

